ヴィンテージあるいはオールドと呼ばれているZippoは、手に入れても少なからず、なんらかの支障を伴っている場合があります。
私が経験した中で一番多いのはフリント詰まりでした。これは以前のオーナーが何年もの間、フリントを入れたまま持っていたと思うんですが、使用しないまま保管しておくと、フリントが固まって、インサートの中にあるフリントスプリングを抜いてもフリントが取れず、にっちもさっちもいきません。そうなると当然フリント交換が出来ない訳ですから、着火する事は不可能ですね。
ドライバー等でゴリゴリほじくっても、かなりな根気が必要かと思います。私は挫折しました。
そこで自宅でできる簡単な方法ですが、別に難しくありません。ホームセンター等で売っている、電動ドリルを買って一気に突っ込めばアララ・・・簡単、あっさり粉々になって抜き取りができます。
その際、注意したいのは、ドリルは真っ直ぐに入れる事ぐらいです。中のチューブまで、削ってしまうとイヤですからね。。後は貫通したときに、フリントホイールまでガガガッ・・!!っと削ってしまわないようにしてください。これ、けっこうやりだすとクセになります。。

参考)電動ドリル
 ホーム用 3000円〜5000円ぐらいで売ってます。
間違っても職人さんが使用するようなスッゲー代物には手を出さないように・・・

交換用ドリル
各サイズが揃ってますが、私は2.3mmのスクリュードライバを使用してます。インサートのスクリュー部分が2.5mmぐらいなので丁度幅もあって良いと思います。
材質はステンレススチール用を選んでください。
 


       



開閉音について・・・

ZIPPOで火を点ける時、私はなんとも心地良いのがあの「キン!!」という開閉音が、たまらなく好きであります。しかしながら、どうもイマイチ音が・・・というZIPPOがたまにあります。
その場合、リッド(トップ)の中に取り付けられてあるヒンジのコ字型の部分をペンチ等で、ほんの少し広げてやれば、音が復活します。但し広げすぎると、今度はリッドの閉まりが悪くなるので注意が必要です。イマイチと思った方はご自身で調整してみてください。
その際、カムスプリングとカムの接点部分に潤滑剤(シリコン系!)をスプレーすると良いです。