時遊禄
アンティークナックさん紹介


Watch Styleというほど、おおげさなものではないですが、唯一身に付ける装飾品として時計はその人の人格に通じる物があるような気がします。これは靴に対する思い入れもそうですが品があり、また、一生の伴侶ともなり、自分の子供たちにも是非使い続けてもらいたい・・・機械式時計がそんな気持ちをわかってくれるような気がします。
正確な時間が必要な場合、安くて丈夫な時計はたくさんあります。でもほんのちょっと遅れたり、進んだり、のんびり末永く付き合いができるそんな機械式時計が私は好きでたまりません。。。
そんな相棒を紹介いたします・・・

JAEGER-LECOULTRE  レベルソ デュオ / IWC  ヨットクラブ /1971'S / AUTO'
JAEGER-LECOULTRE アスプレイ W-Name / 1967'S / Manu' OMEGA シーマスター30 / 1962'S /286 Manu'
JAEGER-LECOULTRE ビックマスター / Auto' OMEGA 30m / 1955'S / 283 Manu'
JAEGER-LECOULTRE マスタージオグラフィーク OMEGA コンステレーション / 1956'S / 505 Auto'
JAEGER-LECOULTRE マスターブラック・ムーン トリプルムーンフェイズ OMEGA シーマスター / 1958'S / 501 Auto' 


           [                                               

100年から200年前につくられた懐中時計が ”コチコチ・・・”音を奏でながら今もキチンと動いています。1950年以降リストウォッチが主流に変わっていき、懐中時計はだんだん少なくなり、今では街中で鎖をぶら下げた人を見ることはほとんど無くなりました。それでもたまに、ポケットに忍ばせておいた時計のリューズを押し、ハンターケースが ”チン”と音を立てると、そこには100年前と変わらぬ文字盤が顔を見せ、なんか、せせこましい世の中で、ホッっとした気分になるんです。
17世紀に作られた懐中時計は、王様 、貴族のために作られ、その制作における装飾は、ため息が出るほどすばらしいものです。時計の進歩を2世紀縮めたと言われる、アブラアン・ルイ・ブレゲは当時、ロンドンに1〜2ヶ月滞在しては、王様、貴族から注文を取ってはスイスに戻るという事を繰り返していたそうです。しかしながら、貴族の権威も失墜していき、その支払いさえできない事が多々あったようで、19世紀以降その対象は一般化していきました。
私達が一般に手にできる懐中時計は、その頃にたくさん作られた物でしょう。リストウォッチでは”スイス”がその産業の中心ですが、懐中時計にいたっては”イギリス”が中心となり、デント、ベンソン、ベンネットと有名ブランド(王室御用達)もありますが、そのほとんどの懐中時計は、少人数、家族製で制作され、何万人という数の制作者が存在していたそうです。その構造として、クラウン(ヴァージ)脱進機が用いられ中は”鎖引き”といわれるチェーンが滑車に巻き付けられてあり、その多くは”鍵巻き”といわれるケースの裏側に鍵穴があるタイプでした。
その後、イングリッシュレバー脱進機に変わり、そのほとんどに個人制作者名が明記されています。
以降、ヨーロッパでは別にシリンダー脱進機、そしてアンクル脱進機と広まり、イギリスでの懐中時計は衰退していったようです。1800年中頃にはアメリカでも懐中時計のメーカーができました。ウォルサム、ハミルトン、エルジン、ハワード、ハンプデン、イリノイ、ボール、サウスベンド、等が有名どころでしょうか・・・この頃には機械での製作が可能になり、生産台数もすごい勢いで伸びました。19世紀後半にはアメリカで、時間の遅れが原因での鉄道事故がキッカケとなり、従来以上の正確さが要求され、各社が競ってハイレベルな懐中時計を作り出し、それが現在でも鉄道時計(レールロード)として懐中ファンのコレクター物として人気があります。この頃から戦後に至るまではアメリカが中心となり発展していきました。
日本では明治時代にその多くが輸入され、商館時計として上流階級に広まり、日本では精工舎が国内で制作し、その基本がアメリカ・ウォルサム社の懐中時計であったことは有名らしいです。
さてさて・・・そんな歴史の中で親しまれてきた懐中時計・・・是非、一つ加えてみてはいかがでしょうか・・・
ウォルサム 14K GF Hunter case/1893'S English silver demi hunter case  with key /1880'S /
イリノイ・バンスペシャル 14K GF openface /1905's ウォルサム・マス 14K riverside openface/1905'S
機関車トーマス huntercase /2000's J.W.ベンソン 18KG openface with key/1869'S
ハンプデン・スペシャルレールウェイ21j/1907'S

ユンハンス ウエストミンスター Wall CLOCK キンツレー ベークライト  CLOCK
JAEGER-LECOULTRE アトモス CLOCK キンツレー 目覚まし CLOCK/1950-
JAEGER-LECOULTRE アトモス U CLOCK (with OVH) グスタブベッカー Wall CLOCK


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