ローマ数字文字盤

アメリカンウォルサムの14金ハンターケースの懐中時計です。文字盤にも割れ、キズもなく100年以上前のとは思えない状態です。竜頭巻きで時間を合わせ、日差1分以内という精度です。
ケースも彫りが美しく、そこそこの重みがあります。サイズは10(38mm)やや小ぶりですが金時計の場合はこれぐらいの方が品があっていいものです。
中の機械には”6588595”と製造番号が記入されており、その番号で作られた年代が判別できます。
ちなみにアメリカ製の懐中時計はほとんどがその製造番号で年代がわかります。
ウォルサムといば、リバーサイド・マキシマス、バンガード、クレセントSt’等ハイレベルな物がたくさんあり、日本でもまだまだ入手できます。それだけ個数を制作しているという事なんですが。
このウォルサムはおそらく、7石ぐらいでしょう。この年代ではまだ、多石数の物は少なかったようです。
1900年代以降は、多石物のハイクラスがどんどん出てきます。
私がはじめて購入した懐中時計ですが、年代を感じさせないすばらしい物です。

ハンターケース表シリンダー脱進機    ハンターケース裏