OMEGA 正面       キャリバー”286             シーホース 刻印


OMEGAが1938年に世に送り出した、銘キャリバー30mmを搭載した、Seamasterセンターセコンドモデルです。
キャリバー30mmはその口径の大きさから、頑丈であり、英国を初め、ミリタリー時計として採用されたそうです。
260系のスモールセコンドと、280系のセンターセコンドに別れ、このCal.286はその最終型に位置します。1963年に生産中止になるまでは、OMEGAを代表する、銘キャリバーとして、その名を広く知らしめています。
所有したころは今ほど、人気もなく値段も手頃でしたが昨今、雑誌等で注目を浴び、値段も上がってるようです。
このOMEGAは白文字盤・針・リューズ・尾錠に至るまですべてオリジナルのままで非常に状態もよく、日差10秒以内という、手巻き機械式時計としては、38年間もの月日を感じさせない時計です。改めてOMEGAの凄さを感じる時計として大切にしたい、そんな思いです。。。。
アンティーク時計として考えると、手が出しやすいクラスなのでチャンスあれば是非、お勧めの逸品です。
個人的には30mmキャリバー独特の、”コチコチ”音がたまらなく味があって好きです・・・